すると、
「…わかる?…これはね…。」
突然、
室長が顔を覗き込んできた。
その距離、
わずか20㌢ぐらい。
慣れていない自分にとっては、
それは脅威そのものだった。
!!!!!!!!
キャー!!!!
いや、
キャー通り越して
ギャーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
顔・近っ!!
近い近い近い近い近い近いっ!!
ウチは、
踏ん反り返りそうになる。
なんか言い表せない恐怖で、
目ぇ合わせらんない。
的な?
せいぜい、
顔をチラッと見れる程度。
オマケに
無造作に掻き上げたオールバックと、
スーツに白衣、青系のストライプのネクタイが、
ウチの視覚を刺激する。
お、男に…慣れてないのに…
なんだこれ…。
…む、無理っ!
顔、
真っ赤かもしれ…ない…。


