マール書いて チョンッ チョンッ 真子の指が円を描き、 指にスナップを効かせて 思いっきり引き抜いた。 「痛いってっっ!!」 ギャアァァアッ。 痛みが痛烈に走る。 「ちょっと! こぶとりじいさんみたいになったら どうすんのよっ!?」 「なれよっ! なっちまえよっ! バーカバーカ!! いっそ死んじゃえ!」 真子ったら… 嫉妬してんのバレバレ。 「わかった…わかったから。 次からは ちゃんと一番に教えてあげるからね?」 あー、もう。 保護者の気分だ。