すると、 コツコツ と革靴の音。 すぐ隣に室長が来た。 「大丈夫?」 もうっ、 ほっといてよっ。 隣に座る室長。 ポン っつーか、 ズシッ と、ウチの頭に重みがかかった。 「お疲れ様。」 そのまま優しく頭を撫でる。 「室長ぉ?」 「ん、何?」 ウチは伏せたまま首を動かして 室長を見る。 まだ頭は撫でられているまま。