室長は少し、 天井に向けて首を傾げる。 「弱い…かぁ…。 でもさぁ……、 …たまには、弱くても… いいんじゃない?」 アンタに何がわかんのよっ。 「人間ってちっぽけだしさ、 みんな弱いし。…オレも弱いし。」 室長は静かに、 優しく話す。 「でも、それが絢音ちゃんのポリシーとか 強さだって言うなら、 オレは強制しない。 っていうか、できない。」