室長の表情は 困ったような、 複雑な顔をしていた。 「自習が嫌なだけじゃないでしよ…。 …どうしたの?」 室長は、隣のイスを引き下げて座る。 室長の瞳が、 視線が、 ウチを真っ直ぐに捕えた。 その目は、 あまりにもキレイで、 素直すぎる。