揺れる車内。 混みあった生徒達の中で 耳にしたくない会話が聞こえてきた。 「ねぇ雅哉、 もうすぐ1ヶ月記念だよ。 デートしようよー。」 先輩の彼女の甘ったるい声。 1ヶ月も付き合ってたんだ…。 何も知らなかった自分が 情けなくなった。 「そうだねっ。 じゃあ今度、どっか行くかっ。」 ウチは目をギュッと瞑る。 恐れていたことが 現実に なってしまった…。