*告白の法則* 〜先生とウチの数ⅠA〜









濡れた頭、




室長に触られた部分。







その部分を、





シャンプーがついたまんまの手で撫でる。












最初はサラサラと軽く触っていたけど、


どんどん雑に撫でる。




アイツの笑顔、声、視線。





全部が気になる。







ベショベショベショベショ…。


どんどん泡立つ髪の毛。





『よくできたね。』






嬉しかった。




ただ、

単純に。






あんなに
優しくされたのも…。














…っ、



なんだよアイツ!

なんだよアイツ!!




思い出しちゃったじゃんっ!!







あーっ、

もうっ、

ヤダっ!!








ワシャワシャーッと、掻き立てる。




そして泡立てた泡を、

鏡に思いっきり投げつけた。