樹はノソノソとベッドから這い出て、制服に着替え出す

それを確認したら私は次の家に行かなきゃいけない

樹以外にも、朝、早起きできない部員はたくさんいるから

「じゃぁ、またあとで」

「んー」

やる気のない声で返事をする樹に脇目も振らず

私は走り出した

私の朝はたぶん部員より過酷だ