次の日、私は学校を休んだ。

透は誤解していないだろうか。




「お前でも風邪引くことがあるんだ」


お土産らしきクッキーをかじりながら、感心した様子でつぶやく透。

手には私の漫画。


何しに来たんだお前。


「えーありえねぇこの展開。
お前こんなん好きなの?」


漫画を馬鹿にされて、自分が描いたわけでもないがとても腹立たしい。

塩をまきたい気分だ。


「帰れ!地底に帰れ!」

「ひどい!お見舞いに来たのに」

「お前のせいで病状悪化したから今すぐ帰れ!」

「やーだよ」