「それで、瑠璃はなんて返事したの?」
「まだ、返事してない。」
「瑠璃は行きたいの?」
龍歩の意外な質問にすこしビックリした。
あたしは行きたいのかよく分からなかった。
流と遊ぶのは楽しいけど、龍歩をほっとけない。
「行きたいって言ったら行かせてくれるの?」
「………。」
龍歩は、何も答えてくれなかった。
龍歩の顔がすごく寂しそうだった。
あたし龍歩のその顔に弱いんだよね!
だから、そんな顔されたら行けない。
「あたし行かないよ!だから、あとで流に返事しに行ってくる!」
そう言った瞬間龍歩が顔を上げた。

