「香織!!今、手外すからな!」 そう言ってアタシの上に佐々木のブレザーをかけて、縛られていた手と目隠しを外してくれた 「ごめんな…怖かったな」 ギュッとアタシを抱きしめて頭を撫でてくれた ヒック、グズッ 「ヒックッ…こ…わか…った…」 佐々木の温もりを感じて余計に涙が溢れた 「うん。ごめんな。泣いていいよ…」 そういってさらに力を強めた