私は話についていけなくなりそうだったから、新藤キャプテンと仲良さそうに話しているあいこを残して、1人で体育館の玄関に腰をおろした。


しっかし



「つまんないな。」



あぁ〜帰りたい。



「おい、そこの1年。」



ボソっと言ったつもりだったのに、まさか聞かれてたなんて。しかもよりによって…



「……こ、んにちは。」



びっくりして声出なかった。



「お前こんな所で何やってんだ?」



「あ、いや、そんなたいした事じゃないんで。」




だって、『ついていけそうにもない』とか失礼すぎて言えないでしょ!!