車のドアが開かれた途端、

ドンッ-

「うっ…」

「何してんだよ」

男がお腹をおさえながら、しゃがみ込む。


-え、何が起きてんの…



聞き覚えのある声…

「逃げるぞ」

そう言って私の腕を掴み走り出す。

「え?ちょ…」



走り出して5分くらい?
私達は近くにあった公園に入った。