その瞳に…魅せられて ~番外編~








「他の男を選ぶのか?」

酷く冷めた声で…そう言うジキルに…
ルアンは体を固めた。


「ジ…キル、さ…」

「あの若造がそんなに良いか。」

有り得ないほどの冷めた目…。


ルアンは目を見開くばかりだった。


「ちがっ…!私は…」

そう首を振るルアン。


「言い訳など、聞きたくない。」

と、ジキルはルアンの手首を
掴む手を強めた。


「ッッ…」

静かに顔を伏せたルアン…。


ジキルは歯を食いしばった。