その瞳に…魅せられて ~番外編~








「確か…ルアン、今日。
リダとの当番の日だったな。」

頭を掻きながら
そう言ってくるラックス。


「えぇ…そうだけど…。」

「何かされたのか?」

次はライターが口を開き、
答えを求めてくる…。


ルアンはさらに首を傾げた。


「ねぇ…ジキルさんは?」

「良いから!!答えて!!」

そんなゼルの大声にビクリッと、
体を揺らせ…
ルアンは先程の出来事を頭に浮かべた。


「抱きしめられて……告白、された。」

そう小声で言えば…皆が顔を背ける。






まるで…やっぱり。
とでも言いそうな顔で。