労働の価値 その2

--- 11-1 ---

これまでの話しから、
「ふたつだけの関係」は、
まだ足りないことが、
わかるだろう。

上着が言っている自分の価値は、
「布の使いみちとはちがう使いみちだ」ということだけだ。

べつの使いみちだから交換できるとだけ言っている。

これを言うとき上着は、
布でない ほかの商品については、
使いみちがどうだとか、
交換する量がどうだとかいうことは、
気にしていない。

布の価値を測るとき、
上着のような、
ほかの商品がひとつだけ組にされて基準になる、
それだけのことだ。


しかし、
このかんたんな関係から、
もっと複雑な関係がうまれる。