労働の価値 その2

--- 10-3 ---

労働から作られたものは、
いつでもどこでも、
ひとが使おうとするものだ。

使いみちそのものだ。

ただ、
ときと場所とひとが変わると、
「それを作るのにどのくらい働いたか」で、
「価値がどのくらいか」を、
考えるようになる。

そういうふうになった社会でだけ、
労働から作ったものは、
「売り物」、
商品になる、
交換される。

だから、
商品が自分の価値を言い立てるのは、
それが労働から作られたせいだ。

商品がどんなことを言っているかは、
価値をどのように言ってみるかと、
いっしょに変わってきているのだ。