労働の価値 その2

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「価値が同じ」と言うことは、
「労働が同じ」と言うことと、
おなじだ。

そのためには、
「働くひとはみな同じだ」と言わなければならない。

そしてそういう「労働」から作られたものがみな、
商品、
「売り物」となる。

そしてひととひとが、
おたがいに、
自分の作った商品を交換する。

社会がそうなっているときにようやく、
「価値が同じ」ということの意味がわかるようになる。


アリストテレスは天才だから、
商品が比べられるのは なにかが同じだからだ、
と、
そこまでは気づいたのだ。

しかしアリストテレスのくらしていたところでは、
「働くひとは同じ」ではなかった。

だから、
なぜ商品は同じなのか、
わからなかった。