労働の価値 その2

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積み木を用意したそのときに、
砂糖の重さを言うことができる。

このとき積み木は、
重さの「基準」になっている。

「積み木が1個ある」が、
「このくらいの重さがひとつある」になっている。

積み木がこんなふうに「重さ」になれるのは、
砂糖と積み木の重さがてんびんでつながった、
そのときだけだ。


そして、
重さを計ろうというときは、
どんなものでも、
積み木を相手にして、
てんびんにのることになる。

両方をてんびんにのせるのは、
両方に重さがあるからだ。


このとき積み木は、
砂糖に向かって、
「このくらいの重さっていうのは自分のことだ」と言っている。

同じことが価値でもいえる。

上着は、
布に向かって、
「このくらいの価値っていうのは自分のことだ」と言っている。