労働の価値 その2

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ふたつめの特ちょうを言う前に少し準備をしておこう。

「基準を使う」とはどういうことか、
少し考えておくことにしよう。

上着が「自分の価値はこのくらいだ」と言うために、
「その基準は自分だ」とすることは、
できない。

「自分はこういう使いみちだ」といってみても、
「だから自分の価値はこのくらいだ」と言うことはできない。

「自分の価値がこのくらいだ」と言いたかったら、
自分以外のものを持ってきて、
それを基準にしないといけない。

「価値を言うため」には、
布を用意してこなければならない。

「布はこういう使いみちをもっている」、
「その布と同じ大きさの価値だ」というように。