労働の価値 その2

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「布の2m = 上着の1着」と式にするときは、
布が上着と同じくらいの価値がある、
という意味だった。

しかしそのためには、
両方とも「同じくらいの価値」、
だから、
「同じくらい汗水たらして労働された」、
でなければならない。

だから「同じ時間の労働」でなければならないのだ。

ただしひとつ、
問題がある。

「作る速さ」が変わるとき、
価値の「量」の関係も変わってしまう。

このことを、
場合を分けて考えよう。