労働の価値 その2

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A-3 量が測られる

「ふたつだけの関係」はまだまだ続く。

商品は、
その価値を示すときには、
すべて、
「小麦が1カップ」とか、
「コーヒーが300g」といったように、
「ある量のものを」使う、
として示される。


そしてこの、
「ある量の商品」の中に、
「ある量の労働」がこめられている。

だから、
布が上着と比べられるそのときも、
上着は、
「価値が同じ」とあらわすだけでなく、
その「1着分」が「2mの」布と同じだと、
言わなければならない。

これから少し、
量のことを考えよう。