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もちろん、
布だけについて、
「布は ひとが汗水たらして労働から作ったものだ」と言うときにも、
「労働から作られた」という、
そういう「価値」は、
取りだされている。
だがこのときは、
それが「布という使いみち」であることから離れていない。
「汗水たらして、
だから布という値打ちものが生まれた」と、
そういう意味になっている。
しかし、
布が上着と比べられる、
そのときは話しが違う。
このとき布の価値は、
上着との関係から示される。
布が上着と比べられると、
「布を作る労働」も「上着を作る労働」も、
同じものとしてあつかわれる。
「汗水たらして だから布という値打ちものが生まれた」、
「汗水たらして だから上着という値打ちものが生まれた」、
どちらも「同じことを言っている」ことにされている。
もちろん、
布だけについて、
「布は ひとが汗水たらして労働から作ったものだ」と言うときにも、
「労働から作られた」という、
そういう「価値」は、
取りだされている。
だがこのときは、
それが「布という使いみち」であることから離れていない。
「汗水たらして、
だから布という値打ちものが生まれた」と、
そういう意味になっている。
しかし、
布が上着と比べられる、
そのときは話しが違う。
このとき布の価値は、
上着との関係から示される。
布が上着と比べられると、
「布を作る労働」も「上着を作る労働」も、
同じものとしてあつかわれる。
「汗水たらして だから布という値打ちものが生まれた」、
「汗水たらして だから上着という値打ちものが生まれた」、
どちらも「同じことを言っている」ことにされている。


