労働の価値 その2

--- 9-1 ---

たとえば、
30kgの小麦粉、
2mの布、
1冊の聖書、
2リットルのウィスキー。

よっつがそれぞれ勝手に、
いっぺんに、
横一列に並んで売られていくとき。

つまり商品の変身の一生の一部分。

それがねだんが5000円で、
つまり合計は2万円になるときに…

…商品の流れの「パイプ」のなかには、
2万円のおかねが、
なければならない。

だが、
ひとつの商品として、
このよっつが次々と、
「小麦粉→おかね→布→おかね→聖書→おかね→ウィスキー→おかね」、
と、
進むなら。

パイプのなかは5000円でよい。

5000円が、
よっつの商品を次々と、
流していく。

そうして合計では2万円分の商品を流して、
さいごは酒屋のおかみがおかねを握る。

それは4回商品を流す。