労働の価値 その2

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商品が流れていき、
男の手もとで布が聖書と入れかわる。

商品がそのように、
姿を変える。

それでもやはり、
おかねのしわざと見えている。

おかねは、
流していくための「道具」である。

自分では動かない商品を流していく。

商品に「使いみちがない」と言っている手のなかから、
「使う」と言っている手のなかへ、
動かしていく。

そうしてこの動きの反対に、
おかねは、
えんえんと、
つき進む。