労働の価値 その2

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労働から作ったものが、
ひととひとのつながりのなかで、
移っていく。

これは、
この物にとっては、
物が動いている姿に見える。

そして、
交換するひとは、
物がどう動くかを、
決めているのではない。

物がこう動くからこうしなければならないと、
決められている。

ひとりひとりのめいめい勝手な労働は、
世の中の仕事の分担の一部分に、
いつのまにかなっている。

しかし、
そうした労働がその社会では、
だんだん決まった量になっていく。

めいめい勝手な労働から作る、
物の量も、
そのときそのときでは、
きまぐれに変わり交換される。

しかしそれでも、
作るのに使える時間は決まっている。

だから、
そうなるのだ。

1日は24時間しかない!

まるで「法則」のように決まってくる。

まるで、
家がくずれるときのくずれ方が、
重力の法則から決まっているみたいに。