労働の価値 その2

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そしてこうなったとき作り手たちの、
めいめい勝手な労働は、
ひととひとのつながりのなかで、
ふたつの働きをするようになっていく。

ふたつの働きが重なりあう。

ひとつめ。

役目を受け持つ。

つまり、
それぞれの労働は、
役にたつ労働として、
それぞれひとが欲しがるなにかを作る。

そういう役目をあたえられる。

ふたつめ。

ひとに受け持ってもらうための方法になる。

つまり作り手は、
欲しがっているいろんなものを手にいれるため、
交換がしたい。

そのために自分で、
交換するためのものを作る。

自分の「役に立つ労働」が、
ほかのひとの役に立つ労働と同じくらいの価値、
ということで、
交換が成り立つ。

べつべつの労働なのに、
それが同じとされる。

これは、
違っているところを捨てたからだ。

とにかく人間が汗水たらして作ったのだと、
切ってそろえて、
はじめてそうなる。