労働の価値 その2

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これを、
写真をとるときの「姿」と、
くらべてみよう。

カメラの前にある花から出て、
カメラに入った光。

光のせいで、
カメラのなかは、
電気の火花が、
ぱちぱち、
と はじけていく。

このぱちぱちが、
写真になる。

ひとは、
写真をみると、
カメラの「なかが こんなふうに ぱちぱちした」とは思わない。

カメラの前に「こんな姿の花があった」と思うのだ。

カメラで写すときは、
カメラの外にある花から、
カメラのなかへ、
光が走る。

花とカメラのあいだが、
光でつながっていた、
ということだ。