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第2節 商品からみたときのふたつの労働

商品には、
ふたつの価値があった。

「使う価値」と、
交換する「価値」だった。

商品を作るには、
労働が必要だった。

そしてこの労働も、
「価値」をあらわすときには、
「使う価値」を作る労働とは、
べつものになった。

そんな話しをしてきたのだ。

労働に、
こんなふうに、
ふたつがあることは、
私、
マルクスが、
はじめて明らかにしたことだ。

そしてこれが、
スプリング・ボードなのである。

だから、
これをもっと、
くわしくみていかなければならないのだ。