「あ、…ど・・・どうだった。」



我ながらよくアドリブしたなと思った瞬間だった。



「うん、通ってた。再来月には面接だって。」

「そうなんだ、頑張ってね。」

「井上君は?」

「え?」

「入れそう?K大かM大。」

「えっと…M大はもう少し・・・かな?」

望月さんはにっこりと笑った。

「ホント?M大行くことになったらまたよろしくね。」