クラスで推薦入試に該当したのは5人。 その中には望月さんも杉山もいる。 朝の会が終って前に出て行く二人。 先生と望月さんが話しているだけで 胸が苦しくなった。 すごく嬉しそうだ。 幸せなんだろうなぁ~。 席に戻ってきた望月さん。 僕はずっと彼女を見ていた。 その視線に気付かれたんだろう。 望月さんも僕を見た。 僕は顔を赤くした。