頭が痛かった。



目覚めた時

渚はいなくて



泣きはらした目で
陽に家まで送って
もらった。



寂しかった。



起きた時に渚がいなくて。



渚にしてみれば、
自分の兄弟を殺した
女なんかといたくない
と思うのは


当然だと思った。