moon -不良-




何も答えない俺




「何で舞華がまさとさんを知ってるんだ?」




陽の声に
俺はゆっくりと
口を開いた。



「まさとは俺の兄貴だ。初代ブラックmoonの総長は俺の兄貴なんだよ...」



「え?」



抜けた声を陽はだした。

当たり前だ.この事は
誰も知らない。



「やっぱりそうか..」



そう呟いたのは
マスターだった。