「せんせー、起きたかな?」 はっきり計ったわけではないが、さっきから随分長いことこうしている気がする。 「んー、そろそろ起きる頃じゃない?」 隣からはっきりしない返事が返ってきたときだった。 「こらー、お前ら!」 遠くから聞こえる怒声。 慌ててプールサイドに飛び出すと、数学の教科書を片手に持ったままの先生が息を切らせたまま立っていた。 「あれ、お前だけか? 相棒は?」 「さっきまでここに」