陸side◇◆◇◆◇◆◇◆◇




『陸ぅ〜。ねぇ、あたしと付き合ってよ』


俺の腕に絡みつき甘ったるい声で言う美嘉





…マジうぜぇ。

最近、暇さえあれば俺のとこにくる




「…マジ邪魔。離れて」



『え〜。陸ひどぉい…

まぁ、いいや♪陸のそういうところも好きだしっ』


そう言って教室を出ていった美嘉





「…はぁ。」

無性にイライラした俺は荒く椅子に座る



『美嘉もあんだけ嫌われてんのによく懲りないよなー』

顔をしかめながら颯人が言う






まったくだしッッ!!
俺は美羽以外の女は興味ねぇっつーのッッ






「あぁーッッ。美羽んとこ行ってくる!!」


急に美羽に会いたくなった俺は美羽のところに行くことにした