「藤岡くんっ!! お昼ご一緒しませんか!?」 ――お昼。 廊下で思いきって、藤岡くんをごはんに誘ってみた。 「帰る」 だけど、帰ってきた返事はたった3文字。 ていうか、帰っちゃうんだ……。 一気にテンション落ちるあたし。 「そっか……じゃあね、またあした……来てね?」 手をふって、教室に戻ろうとしたら。 「……おい」 藤岡くんに呼び止められた。