オオカミいっぴき。~クールな不良と甘々❤ラブ!~





ふりむく藤岡くんの頬は、まだすこし赤い。

あたしは「ごめん」って謝った。

よくわかんないけど、あたしのせい……だよね?

だけど、藤岡くんの口から出てきたのは、



「なんでオマエが謝んだよ」



そんな言葉。



「……え……だってあたしが」

「あーもー、いい」



「悪いんだよね?」っていうあたしのセリフを遮って、藤岡くんが手を差し出す。

あたしはその行動の意図がわからず、首をかしげた。



「手」



はい、手ですね。

わからないのをごまかすように笑うと、藤岡くんは思いきり顔を歪めた。




「手、かせっつってんだよ」




そしてムリヤリあたしの手を掴み、歩き出した。

照れてるのか、空いた手で金色の頭をがしがしとかく。