だからあたしはコイツの言葉を鵜呑みにしないことにしてる。 うん、懸命な判断だ。 「もう予鈴なるぞ。帰れ帰れ」 「あ、今日図書室で一緒に勉強しない?」 「は?」 勉強って、なんで……と思ったところで気づいた。 そういえばもうすぐテストだ、と。 「教えてあげるよ。クリスマスに補習はイヤでしょ?」 そう言われて、言葉につまる。 実際コイツは勉強できるし、教え方もうまい。 前に絢とあたしと藤岡とコイツで勉強会したとき、藤岡とコイツには助けられたものだ。