――ピッ!!


「はぁッ、はぁッ…もう無理~」
次々に叫ぶ皆さん。

昨日言ったように一人一人の基盤を知るためにテストをしている。

反復横跳び・幅跳び・100メートル走・ドリブル走・シャトルラン………

が、


はっきり言ってダメダメ。
体力がない!


『男がシャトルランぐらいでヒィヒィ言うな』


そのおかげであたしの眉間は今、常に寄っています。


「は~るっ! シワ寄ってるよ? 可愛い顔が台無し…」
悠翔がシュンとした顔であたしのおでこを人差し指で小突く


『悠翔はみんなに比べて結構体力あるんだね』

「まぁね!」

『結構走ってる体してるもんねー』

「えっ?!」

『ん?』

「陽ちゃんの、エッチ……」

手を胸の前でクロスさせる悠翔