『え、彼氏いるのかよ?』
「彼氏ってゆうか…旦那さんかな」
『だ…』
「うん。多分知ってるんじゃないかな…プロバスケットとか見る?」
『え…まぁ。雑誌とかも買う』
「じゃぁ、知ってるかな。唯選手が旦那さん」
『まじ、で?』
憧れや羨望を持っていた。
あの場所でバスケットをしている人たちはいつも輝いて見えてた…
だからこそ
陽さえも手に入れている“ソイツ”に場違いな程の黒い感情が渦を巻き始めている。
『な…んで』
初めてだった。
初めて本気になれるモノを見つけた。
きっかけをくれた人…
初めて人を本気で好きになった。
なのに…

