「陽」 体育館のドアに手を掛けて、開ける止めてあたしを心配そうに見た 『ん…?』 「ビックリすんなよ」 『は? どういう…』 あたしが言い終わる前に悠翔はドアを開ける。 するとそこには、 柄の悪い2人のお兄さん達がゴール下に溜まりながら煙草を吸っている。 ボールを椅子代わりにして―― 『な…な、にこれ……?』 衝撃の光景に あたしは本日ニ度目の 頭の中真っ白状態に陥った…