偽装婚約~秘密の契約~






奈良…?

それに口調。



「もしかして…関西人?」


そう聞くとなぜか芽依ちゃんはあははと大きな声で笑う。



「まあ関西弁には憧れるけど、違うんだなぁ~これが。

それに奈良って名字も特に奈良県とは関係ないしね」


よく間違われるけど、そう言いながらまだ笑ってる芽依ちゃん。


あたし、この子となら仲良くなれるかも。


そんなお嬢様らしさを感じないし、

何よりその笑顔。


人を引きつけるような魅力的な笑顔。


なんだかイヤなことも全部、忘れられそうな気がする。



「そうなんだ。

よろしくね、芽依ちゃん」


そう言うと背中を叩かれる。


え?!

なんで叩かれた!?



「ちゃん付けるのとか、なんか距離感じるからさ、呼び捨てでいこうよ!

もううちら、友達なんだし!」


やっぱり芽依ちゃん…じゃなくて芽依とは仲良くなれそうだ。


よかった、友達ができて。