『洋介ってもしかして…沙羅の彼氏か?!』 横からジュウゴの声。 でも、誰も答えない。 瑞季さんはただ黙って、あたしの横に立っている。 そしてあたしと晴弥は黙って、睨み合い。 『答えろよ、沙羅。 別れたのか?』 分かってるくせに。 知ってるくせに。 まだ… 別れてないこと。 「…別れてない」 晴弥の頬が一瞬、ピクッと動いた。 『俺、言ったよな? 洋介とは別れろよ、って』 「あんたが気安く洋介とか呼び捨てにしないで!」 頭にきて。 腹が立って。 思わず、声を荒げた。