芽依やジュウゴ。

森本にもお礼が言いたかったが、1番感謝してるのはやっぱり…瑞季さんだ。


瑞季さんがいなかったらあたしはこんなにも頑張れなかったと思う。

抱きしめられたときの温もりは今でも忘れられない。


晴弥が冷たい分、

瑞季さんの優しさは心に染みて。


泣きそうなとき、

逃げ出しそうなとき、

いつも、いつだって瑞季さんが助けてくれた。


ごめんなさい…瑞季さん。

あたし、逃げます。


きっと、あなたのことだからあたしのキモチ、気づいてるんでしょう?


あたしが、晴弥に惹かれてるってこと、気づいてるんでしょう?

もし、気づいてるならお願いです。


あたしを探さないでください。


もう、イヤなの。


アイツに振り回されるのも

アイツのせいで傷つくのも


もう、イヤなの。


あずさと笑いながら話してる晴弥が脳裏に浮かんで消えないの。


アイツのどこに惹かれたかなんて分かんない。


でも、

でも、

1つだけ分かるとすれば。


それは

これ以上アイツと一緒にいたら



あたしはきっと、


壊れてしまう、ってこと。