『へーそうなんだー』

『後は裕太に聞いて』

みやびと裕太は中学の話で盛り上がっている。


『あの二人付き合えば良いのにな。』

橋本は隣で眠そうな感じで言う。

みやびと裕太は楽しそうにしゃべっている。

まるでべつの世界にいる人達みたい。

多分いくら頑張っても私は入れないと思う。


『だよね~。』
窓から涼しい風が入り込む。

その瞬間、橋本は私の手を引っ張る。



『俺等も付き合う?』