紙ヒコーキ


シンジはいい奴


それは、私以外の人は
わかって、私はわからない言葉。

私以外の人はそう言う。

いい奴だったらあんな事しないじゃん。
いい奴だったら・・・

私はやっとわかったんだ

シンジは私以外の人には優しい事が。
どうして私だけなんだろう。本当に馬鹿みたい。

と何度思ったことか。


『いい奴だったらあんな事しないよ。』


あんな事。
いままで以上に私がシンジを憎んだ出来事。

希望も光も一瞬にして消えた日。
取り返せなくなった笑顔そして愛しい存在。


『だよね。ごめんね。』
希美は申し訳なく言う。
『べつにいいよ。』

『まだ見つからない?』
『うん。もう諦めた。無理に見つけようとしても会う顔ないしさ。』