紙ヒコーキ

『どうしたの?いきなり・・・。』
私は橋本に言う。

『前、海、一緒に行っただろう?』

橋本はこの前海に行った時の話をする。

『うん。』

『おまえさ、俺の隣で寝ながらさぁ、シンジ、シンジごめんね、ごめんねって言ってた。』

私が??

『ずっと言おうと思ってたけどなかなか言えなくて。ごめんな。』

いまさらそんなん、

『あ、うん。べつにいいよ!あはは、私、夢のなかでもシンジに謝ってるんだな~って思ってさ』
私はなにを言ってるの?
『ばかだよね!あはは』
私は顔に手をあてながら笑う。

でも本当は泣きたくて
どうしようもなかった。だって橋本にそんな所見られてたなんて、
情けなさすぎる。


『馬鹿じゃねーよ。』
橋本は私の手を握り言う
『おまえは強くなった』橋本はまた私を抱き締める。


ずっとこんな言葉が欲しかった。私は1人じゃない事を誰かに強調してほしかった。