紙ヒコーキ

『あ~まだできてない』と私は言った。

『早く作れよな~
で?好みのタイプの男の子はいた?』
と悪ふざけで言ってきた『いるわけないっしょ!やめてよ~』

『じゃぁまだシンジ?』
祐太はそらを見上げながら言う。

ついさっきまで忘れていたのに。上の空だった。

『どうなのかな。』
私は笑いながら言ってみた。