放課後


あたしと薫はバスケ部を見るため(薫は拓海くんを見るため)に体育館へと向かった



あたしたちの学校には体育館が2つあった。

北体育館(通称:北体)と南体育館(通称:南)

拓海くんが所属しているバスケ部は北体だった。



北体に向かう途中の渡り廊下


部活のために体育館に向かう人や帰宅する人で賑わっていた。



「バスケ部ってさーけっこうイケメン率高いらしーよ?(笑)」

「イケメンて(笑)」


「捺もさぁーバスケ部から彼氏作ったら?そしたら毎日一緒に見に行けるじゃん♪」




「‥彼氏の部活選べたら苦労しないよ‥。薫じゃないんだから‥」



薫はけっこう美人だから中学の頃からよくもてた


でも薫自身、見た目で好かれるのは嫌らしくて


告白されてつき合ったのはほんの小数だった



それに比べて見た目も中身も平凡なあたしは


告白されたことなんて 今まで生きてきた15年間、1度もない



彼氏の部活を選べるもんなら選んでみたい