「全然迷惑なんかじゃないって!
それに‥
今日はいいもの見せてもらったし」
「‥?」
「藤野の浴衣姿!
すげー似合ってる」
ドキンッ
胸が高鳴った。
「ば‥ばかっ///何言ってんのっっ////」
あたしは顔を真っ赤にして一ノ瀬の肩を手で叩いた。
「あはっ その反応も新鮮」
「っ///」
もう‥なんで一ノ瀬は
こんなにもあたしをどきどきさせるの‥?
どうして嬉しくさせるようなことばかりするの‥?
ドキンッドキンッ‥
心臓の音がどんどん速く鳴る
あたしの体が触れている背中に‥
この高鳴ってる心臓の音が聞こえてしまうんじゃないかと思った

